鬼(3) [小説 < ブレインハッカー >]
TIGER ホットプレート<これ1台> ウォームシルバー 3枚プレート自立式縦置き収納型 CPV-A131SK
タイガー
うちでは週末にタコ焼等の粉モノをよく作って食べますが、既存で使っていたプレートは焼きムラがあり、ポジションによってはいつまでたってもひっくり返せない生地もあって大変でした。
知人の家で行われたホームパーティーでこのプレートを初めて目にし、焼かせてもらったのですがこれが面白いように生地をひっくり返せるんです。パーティーの参加者の方から「バイトの経験あるんですか?」と訊かれた程です。自分でクリンクリンと、丸ぁるく焼いたタコ焼は又格別です。1度に30個もやけますので友達呼んで、タコ焼でビールなんてのも最高です。
たこ焼だけしか焼けないのなら勿体無いですがプレートの入替えで別の焼き物も可ですので、焼き物用途は様々です。私はパーティーから帰宅後、早速注文してしまいました。プレートが違うだけでこんなに差が出るとは使ってみるまで思いもしませんでした。
このプレートお薦めです。(レビューより)
鬼(3)
鬼の姿をした童子はそう言うと青い光になって姿を消した。ドスンと音を立てて久木が床に落ちた。顔をしかめながら立ち上がった久木は、
「自由を奪うだと、ふざけるな、お前のまやかしもここまでだ」
と達夫に言うと、2人のボディガードに、
「達夫を殺れ」
と命令した。
ボディガードは顔を引きつらせ、
「指が……指が……」
と久木の腕を指差し、駆け出して逃げた。久木がその指先を見ると、木の根のようなものが爪の間から延び始めていた。
「何だこいつは!」
と言いながら必死に引き抜こうとしたが痛くてなかなか抜けない。近くにあったペンチで一気に切断するとそこから血が噴き出し、
「ぎゃー」
と悲鳴を上げた。
達夫はその様子を身動き一つせず見ている。
「わ、わかった、俺の負けだ。達夫……助けてくれ」
久木は血を滴らせながら哀願した。
「もうどうにも出来ません。これはあなたがやろうとしたことです。あなたがボディガードに訓練したことは、自分の細胞を意のままにコントロールすることです。そして、細胞のアポトーシスまでコントロールしようとした。私もあなたと同じ運命を辿るところでした。今、あなたは自分の細胞に支配されているのです。もう誰にも止められません。あなたの細胞は最も長く生きる道を選んだのです」
「俺の細胞が……やめろ!……俺の言うことを訊け!……」
根のようなものは靴の間からも這い出すように出てきた。体の末端から始まった異変は次第に中央に向かって進み、汗腺からも糸のような細い根が伸び始めていた。久木は絶叫しながら達夫に向かおうとしたが足が進まない。何本かの根が絡み合い自由に動けないのだ。
袖や襟の間からも無数の細い根が出てきた。その無数の根はまるで復讐でもするかのように久木の身体に絡みついていく。もがく久木の顔にも根が絡みつき声も出ない。やがて顔のほとんどが根で覆い尽くされ、僅かに恐怖に見開いた眼だけが隙間から見えている。そしてその眼球の端のほうからも根が出始め全て覆い尽くされた。
もはや久木の叫び声は聞こえない。だが心はいつまでも生き続け生長する。人間のような感覚は失せてしまうが、心の働きは失せることは無い。喜怒哀楽もあれば、人間と同じ欲を感じることも出来る。ただ何も出来ないだけなのだ。ただひたすら受け入れて生き続けるだけなのだ。それを苦痛と感じるかそうでないかは本人にしか分からない。
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