自己表現の病 [コラム]
急ぎ足で、4作目のアップを終了しました。
お付き合いして頂いた皆様には感謝としか言いようがありません。
何かを表現するというのは本当に難しいものです。
自己表現です。
昔、二十歳の頃でしょうか、「自己表現の病」という本を見つけました。たしか三田出版? だったでしょうか、自分に欠けているのはこれだと思って買い求めたことがありました。
その病は今も癒えず、持病のようです。
自己表現したくても、思うように出来ない病です。
他者や社会に対して、自由に表現できないもどかしさが募ってくると、自分の中に目を向けたり、自分の中に閉じこもる傾向にあります。
そして、ヨットにまで行き着いてしまいました。
ヨットは、自己表現の病から派生した道楽のようです。
自由ということも考えます。社会の自由とか、社会からの自由、あらゆる自分を取り巻く外界からの自由・・・・
様々な自由があります。
でも、一番難しいのは、自分自身が、自分自身から自由になることです。
自分の思考、行動、あらゆることに一切の無理が無い・・・・・
無理がないと言うところがとても重要です・・・・大抵は・・・社会人である以上はどこかで無理をするのです。それはある意味当然なことです。ある程度のストレスは必要とも言われます。
だけど、その向こう側・・・・それらを全て飲み込んだ上で・・・・無理が無い状態があるのです。
それが・・・自然であること・・・・・・と考えています。
自然な状態とは何か・・・これは説明できないでしょう・・・・私には無理だしわかりません。
敢えて言えば・・・それに近い感じなら少し言えるかも知れません。
つまり・・・・・この自然というのは、一切のあらゆる欲に影響を受けないのです・・・・完全とは言いません。
これが、自分自身からの自由だと思っています。
これが出来たとき、私の自己表現の病は癒えるのでしょう。
今まで、絵を描き始めてみたり、金属加工をしてみたり、竹細工をしてみたり、何かを創り出すことに色々手を出してきました。
でも、納得できるものはありませんでした。
私も、小説のように、心の中にアンドロメダを描かないと癒されないのかも知れません。
またまた、訳の分からないことを口走ってしまいました。
やっぱり、表現の病です。
こうして恥は重ねられていきます。
そして私は、欲に駆られて、大きな狸を追いかけるのです。
捕らぬ狸の皮算用。
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