小説について [コラム]
最後の授業 ぼくの命があるうちに DVD付き版 (ハードカバー)
ランディ パウシュ (著), ジェフリー ザスロー (著), 矢羽野 薫 (翻訳)
何にでも感動しやすく涙腺ももろいのですが、これほど泣けた本は人生で初めてでした。
DVDはまだ見ていませんが、本編に入る前のわずかなページで既にポロポロ・・・
夜中に読み出し、大泣きしながら、でも本を閉じれず朝まで泣きっぱなしで瞼が腫れ上がりました。
まだまだやりたいことも、楽しみなことも山のようにあっただろうに、泣き言一つ言わず、ひたすら前向きで明るい。
日常のささいなことで凹んだり、ちょっとしたことで落ち込んだり、報われない努力を他人や運のせいにして恨んだり・・・
自分が何て見苦しい奴なのかと気が付きました。
・困難をレンガの壁に例え、「レンガの壁がそこにあるのは理由がある。・・・」
・「その夢をおいかけたことを通して、そして実現できなかったことを通して、実現したさまざまな夢より多くのことを学んだと思うときがある」
社会では結果を出してこそ努力したと認められるのだ、というような一節を色々な成功哲学の書籍の中など良く見かけます。
また、ずっと昔に、「俺は無駄な努力はしない」と言い切った一流大学出身で金融業界のエリートの知人がいました。
おそらく多分、正しいのでしょう。
でも、私はずっと無意識に心のどこかにその知人の言葉が引っかかっていたのだと思います。
私の心には違和感があったのだと思います。
20年以上もの昔に聞いたその知人の言葉が、この本のこの一言で瞬間的に甦りました。
やっと気が付きました。20年前の違和感の正体を。
-- たとえ結果は出なくても、努力したことでその過程から学べる大切なこともある 無駄な努力など無いのだ --そして、違和感を持てた自分のことを、「こんな自分で良かった」と嬉しく思えました。
エリートで無くても成功者で無くても。ランディ・パウシュさん、そしてこんな素晴らしい本を世に送り出して下さった皆様、ありがとうございます。(レビューより)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 創作小説について ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
私の拙い小説も、あともう少しで終わります。一気にアップしたので、予想外に早くなってしまいました。
まぁ、殆ど読者のいないブログなので、最初から読まれている方はいないと思います。
しかし、私はそれでもよくて、ただ、コツコツと書き上げたものを、少しだけ、外に出してあげようと思っただけなのです。決して満足のいく作品でもなく、文章表現上は、読み直してみると、かなりひどいと思える箇所もありました。
ただ、努力はしたつもりです。その時、その場所で出せる最大限の力を振り絞ったつもりです。
もちろん、プロの作家の方には太刀打ちできませんが、この拙い話に込めた想いは負けないと自負しています。
今は、次の作品を書いていますが、これもすこしずつアップするつもりです。
この作品もやはり、少々きわどい世界をテーマにしていますが、前作よりも洗煉された内容にしようと思っています。
私の趣味はヨット乗りで、いずれ何年かかけて世界を回ろうと、これは本気で考えています。
ヨットはお金がかかり、金持ちの遊びと思われている方もいるかと思いますが、決してそうではありません。
私はごく、一般的なサラリーマンで、扶養家族もいます。そしていつも、生活費の心配をしています。
普通に考えれば、出来ないことです。でも、出来ると思って行動すると、出来ないはずのことも、予想を超えたところから実現に向けて動き出すこともあるのです。
ヨットにしろ、小説にしろ、自分が本当にやりたいと思ったことなのです。だから、結果はどうでもよくて(というと言い過ぎですが)、ただ、そこに向かって進むことが喜びと感じています。
何がないから出来ないとか、能力がどうのこうのとか、そんなことは一切関係ないことなのです。
はぁ、今日はちょっと、おしゃべりしすぎたみたい。
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