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ピカソ [日記]

 先日、国立新美術館へ行ってきました。ピカソ展の最終日でしたが、予想していたほどには混むこともなく、ゆっくり鑑賞できました。

 目的は青の時代の作品を観ることでした。場末のバーのマダムを描いたその作品は、「ギターを抱いた老人」よりも、底辺で暮らす人々の力を感じさせるものでした。この時代のピカソの眼差しが好きでファンになったのですが、今回の収穫は、全盛期の作品を見ることでピカソ観が変わったことです。

 理屈抜きで凄いと思いました。

 何が凄いかって・・・説明しようがない・・・

 キュビズムだかの説明はあったとしても、そんなことは関係ないのです。

 モーツァルトの音楽と同じように、天から舞い降りたものがキャンバスに現れた。そんな感じがしました。

 決して大袈裟ではなく、そんな圧倒的な迫力と真実が溢れているように思ったのです。

 だから、やっぱり、天才かも・・・・どこかで、何かとダイレクトに繋がっているとき、その瞬間は誰でも天才   になれるのかも知れません。

 いま、心に残っているのは、あの圧倒的な真実だけです。上手く言えませんが・・・・・心に残ります。

 それから、ピカソが、スペインの独裁政治に反抗ののろしを上げたことに、色々と解説がなされていますが、私は、青の時代の魂がずっと生き続けていることを感じました。

 


タグ:ピカソ
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