支離滅裂 [コラム]
ブログの方には小説をアップしていませんが、5作目を懸命に書き進めています。まだタイトルも決まっていませんが、ある程度の道筋は決めているので、今までとは違った内容になります。霊も出てこないし、危ない世界もありません。
純文学などと言うジャンルは想定していませんが、内容的にはもしかしたら近いものになるやも知れません。今度は徹底的に現実にこだわってみたくなったのです。
もともと小説を書きたいと思ったきっかけは・・・・何というか、自分が底辺の人間という自覚があったせいなのかも知れませんが、とにかく社会の底辺に拘りたかったのです。
歴史をひもとくと、どの時代にも底辺はあり、いつであっても悲惨な世界があります。しかし、ただ運命に身を委ねるだけの底辺には共感出来ませんでした。底辺でありながら、精神は高く飛ぼうとしている・・・・まぁ、かっこよすぎるかなぁ・・
色々な人たちがいました。その中で最も興味をそそられたのが、鬼と呼ばれた人たちです。夜な夜な都に現れ、公家の娘をさらっていく、あの醜い鬼です。
鬼のことを話し始めるともうキリがなくなります。それほど好きなのです。だって、都の権力に反旗を翻し、自分たちの世界を作り上げたのです。立派なものです。だけどそれは滅び行く運命にあることもまた承知の上でした。
そう、滅びの美学でしょうか。
現代にそのような鬼たちはいるのでしょうか? きっと社会の隅で息を潜めて暮らしているのかも知れません。
テロリストとは全く違います。極めて平和主義者であるはずです。自分たちの自由な世界を求めたのです。誰からも支配されない世界です。そこに暴力はありません。
私の小説の中に鬼を見つけたいのです・・・・それは底辺で喘ぐ若者の中にいるでしょう。
夢を持つこともできず、希望さえ消えそうになりながら、あえぎあえぎその日を暮らしている若者。その若者たちの中に夢と希望を見いだせるような小説にしたいと・・・・・あぁ、今日も妄言を吐いてしまいました。
久しぶりに支離滅裂でまとまりがなく失礼しました。ただ出てくる言葉を、何の補足も説明も無く羅列してしまいました。
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