怖かった～

　今週はヨット三昧の日々ですが、昨日は横浜から海ほたるを廻って帰るコースにしました。

横浜を出たのが昼過ぎと少し遅かったのですが、いい風が吹いているし、気持ちよいセーリングを期待して出港しました。

行きは快調に飛ばしてあっという間に、海ほたるから千葉側の橋の下をくぐりました。

戻りコースになって暫くすると、風位が上がり波も大きくなって襲いかかるようになってきました。

しかも近くを大型タンカーが往来するのでなかなか自分の行きたいコースには行けず、

そんなところでリーフ（縮帆）作業を１人でするのは危険と判断し、セールから風を逃がすようにしながら進んでいました。

その間にバケツで頭から水をかけられるような波に何度も襲われ、全身ずぶ濡れ状態。天気はいいのに、

濡れた身体は風に吹かれて寒くなるし………

最終的には２枚のセール全部下ろして、機走でベイサイドマリーナに戻りました。

海ほたる近辺は風が変わりやすいと聞いていましたが、少し油断してしまいました。

湾内で、しかも陸地の見える場所でしたが、気分は太平洋のど真ん中で格闘しているような感じでした。

本当のど真ん中なら、もっと酷い状態が一昼夜続いたりするのだろうと思いながら………

「ヨットは見る物で、乗るものではない」との名言？があるそうですが、少し天候が変化するだけで、

天国から地獄のような状態にあっという間になってしまいます。あらためて、

ヨットは過酷な乗り物であることを認識しました。こんな乗り物で世界を回ろうなどと考えるのは、

余程の好き者か、頭のねじがどこか狂っているのでしょう。　　

　　　でも……やってみたい……ふぅ～

 

今週は小説に向かう時間が少なくて、でも少し時間を空ければ何かが発酵してくるような気がしているのですが、

気のせいかも。